Kyoko Shimbun 2012.12.19 News

本紙「虚構新聞」が文化庁メディア芸術祭で受賞 これは嘘ニュースです

社主以外誰も出席しなかった受賞パーティ会場(本紙本社内)
 文化庁が主催する文化庁メディア芸術祭実行委員会は13日、ウェブサイト「虚構新聞」(本社・滋賀県大津市)など34作品をエンターテインメント部門審査委員会推薦作品として選出した。計741作品にも上る応募作品の中から選ばれたという、まさかの事態にネット上では「また虚構か」との声が多く聞かれている。

 1997年に始まった「文化庁メディア芸術祭」は、漫画・アニメ・ゲームなどにおいて優れた作品を顕彰する「メディア芸術の総合フェスティバル」として位置づけられ、過去にはソニーの犬型ロボット「AIBO(アイボ)」や、アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」などが大賞を受賞している。

 第16回となる今回は過去最多となる3503作品が参加。本紙が選出された「エンターテインメント部門」には741作品、さらにウェブ媒体に限ると124作品の応募があった。


▲審査委員会推薦作品(一部抜粋)


 今回の受賞について、本紙社主のUK氏は「デビューのときから10年来のファンだった漫画家の岩岡ヒサエ先生が昨年大賞を受賞されたので、うまくいけば何かの機会でお会いできるかもしれないという下心で応募した。せいぜい芸術祭の賑やかしのつもりで参加したはずが、こんな大事になってしまって申し訳ない」と供述。加えて「先日のテレビ出演といい、今年は悪目立ちしている気がしてならない。おとなしく『中の人』に戻りたい」とも話していると言う。

 本紙では推薦作品選出を記念して、18日夜、虚構新聞本社内で受賞記念パーティーを開催したが、誰一人として出席者はなく、会場は星飛雄馬のクリスマス会の様相を呈していた。

 なお、本紙を含む受賞作品は来年2月13日から24日まで、東京・六本木にある国立新美術館をメイン会場に作品展が開催される予定。

 【関連リンク】:文化庁メディア芸術祭公式サイト

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