Kyoko Shimbun 2012.11.19 News

虚構新聞社、「週刊アスキー」に記事提供で合意 これは嘘ニュースです

「週刊アスキー」に連載されるコラムのタイトル部分
 虚構新聞社(本社・滋賀県大津市)とアスキー・メディアワークス社(本社・千代田区)は、19日、アスキー社が刊行するIT系情報誌「週刊アスキー」に、虚構新聞社の取材記事を提供することで合意した、と発表した。同日発売の「週刊アスキー」12月4日号から隔週ペースで提供記事を掲載する。

 両社が交わした合意文書によると、虚構新聞社が取材・執筆したIT系虚構記事を「週刊アスキー」内の「週替わりコラム・虚構新聞/号外」コーナーに掲載。掲載記事は、同社独自の取材網を生かしたオリジナルのものを提供する。

 提供第1回となる11月19日発売の12月4日号では「生体マウス『光宙』の開発に成功」という虚構記事を掲載。執筆記事とともに添えた「世界で最も有名な夢の国のマウス」写真が編集者により即効でボツにされたほか、第2回に提供する予定の記事概要もボツにされるなど、早くも前途多難をうかがわせている。

 なお、本紙社主UKは12月10日、宝島社発行の『このマンガがすごい!2013』にも寄稿。この1年間に出版された女性向け漫画からおすすめの作品5作と、男性向け漫画から1作の計6作をそれぞれ短評付きで紹介する。

 UKによる同誌への寄稿は今回で3年連続となるが、これまで一度としてランキング上位の作品に絡んだことがなく、読者の多くから「そんな漫画聞いたことがない」と言われ続けているため、「もう来年は寄稿者として選ばれないだろう」との声が大多数を占めている。

 取材に対し、社主UKは「本紙記事横にある『今月の1冊』コーナーは毎月本気でおすすめなのに、誰も信じてくれない。今月の『ひまわりさん』も、先月の『僕らはみんな河合荘』も、どちらもいい漫画なのですけどね…」と悔しさをにじませた。だがそれは自業自得である。

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