Kyoko Shimbun 2016.10.20 News

「わいせつ性高い」 ロボットカレンダー、発売延期に これは嘘ニュースです

アンニュイな表情で海岸にたたずむ汎用ロボットアーム
 産業用ロボットのグラビア写真を掲載した2017年のカレンダーが、ロボット人権団体からの指摘で発売を延期していたことが19日までにわかった。ロボット本体をむき出しにした写真はわいせつ性が高く、ロボットへの人権侵害にあたるという。発売元は「配慮が足りなかった」として写真の差し替えを決めた。

 産業用ロボットを開発する株式会社電々技研が11月に発売を予定していた「ロボットカレンダー2017」は、ロボットアームや溶接用ロボットなど産業用ロボットを毎月1機種、計12種のグラビア写真を掲載していた。

 10月初旬、ロボットの人権問題に取り組む市民団体「ロボット・ライツ」は、同社に対し、収録写真のうち汎用ロボットアームがアンニュイな表情で海岸にたたずむ8月のグラビアについて「肌の露出が過剰でわいせつ性が高い」と指摘。さらに3月の小型溶接ロボットについては児童ポルノに相当するとして、カレンダーの発売中止と出荷済みサンプルの回収を求める抗議文を送付した。

 指摘を受けた電々技研は「何に性的魅力を感じるかは人それぞれだが、撮影前にロボットの同意を得ていなかったことは事実。配慮が足りなかった」として発売延期と写真の修整を決めた。

 年内の販売に間に合わせるため、元の写真から各種ケーブルやギアボックスといった局部を隠すなどした加工写真に差し替えて再発売する予定。販売促進のため、カレンダーの表紙にはみだらな姿をした人間女性の写真も掲載されていたが「わいせつ性は感じられなかった」としてロボット・ライツから特に指摘はなかったため、無修正のまま販売する。

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