フルカラー、実は白黒でした シマウマ写真集回収へ これは嘘ニュースです
ネット上では「色彩が死んでいる」との指摘も
3月に発売された「シマウマ」は、専門誌「週刊シマウマ」からシマウマ写真266点を厳選収録したオールカラーの別冊誌。だが「オセロとシマウマ」「水墨画とシマウマ」など、カラーかどうか判別しにくい不自然な写真が多く、インターネット上では発売当初から「色彩が死んでいる」などの指摘が相次いでいた。
さらに今月、背景の一部に映り込んでいたシマウマのフンが灰色だったことが、読者からの指摘で発覚。同社では当初「シマウマはフンも白黒」と言い張ったが、茶色い本物を同封した抗議文が数百通寄せられたため、17日、謝罪文をウェブ上に掲載するとともに、写真集の販売停止と在庫回収を決めた。購入者には返金対応も行う。
取材に対し、アニマル出版の担当者は「シマウマなら白黒写真でも総天然色と称して差し支えないだろうと思った。今後はゼブらないよう心掛けたい」と述べた。
また同社では「総天然色図鑑」シリーズを今月発売の「Vol.9 マレーバク」で終了し、今後はモノクロの動物写真集のみ取り扱うと発表した。7月に「モノクロ図鑑Vol.1 クジャク」を発売する予定。