「やくそう買って来い」 いじめの構造、ドラクエでも これは嘘ニュースです
アホ面の社主キャラ
シリーズ10作目となる「ドラクエ10」は初めてのオンラインゲーム。ゲーム内に登場するキャラクターは、ネットを通じてプレイしている他のプレイヤーで、チャットなどを通じて協力しながら攻略できるのが最大の特徴だ。
だが、このような現実の人間関係であるため、チャット中に実名や電話番号などの個人情報がやりとりされてしまうという、オンライン特有の問題がある。運営側ではトラブル回避のため、ゲーム開始時に「個人情報を書き込まないでください」と呼びかけている。
同様のトラブルとして、最近では「不良プレイヤー」も見られるようになってきた。ゲームを始めたばかりの初心者プレイヤーを不良プレイヤー集団が取り囲み、「やくそう買って来い」「コットン草10個拾ってこい」など使い走りを命令するほか、その場でジャンプさせ、ゴールドを恐喝するなど、マナーに反する行為が確認されている。
レベル36の盗賊プクリポで15番サーバーを徘徊している虚構新聞社社主のUK氏も被害者の一人だ。
取材に対し、UK氏は「レベル50のオーガ集団に囲まれ、『その場でジャンプしろ』と命令されたので何度もジャンプしたが、手持ちのゴールドが少ないと分かると、『こいつ使えねー。プクランサフラン99個で許してやる。持ってこなかったら口の中にキラービーの死骸を突っ込んでやる』とすごまれた。新手のモンスターか何かだと思って、白線まで逃げ切ろうとしたが、すばやく回り込まれてしまった。それでなくとも貴重なプクランサフランを99個も集めるなんて…」と、当時の状況を涙ながらに語った。
結局UK氏はプクランサフランを99個集められなかったとして、オーガ集団からキラービーとさそりばちの死骸を口の中に入れられ、258ポイントの精神的ダメージを受けて死んでしまったという。
運営ではこれらの悪質なプレイヤーに注意警告を発しているが、それでも従わない悪質なプレイヤーには脱会処分も検討している。