『中国鬼嫁日記』に販売差し止め命令 東京地裁 これは嘘ニュースです
オリジナルの『中国嫁日記』(エンターブレイン刊)
『中国嫁日記』は、40歳オタクの井上純一さんと20代の中国嫁・月(ユエ)さんの、カルチャーショックを交えたほのぼのした日常を描いた4コマ漫画で、累計50万部に達するヒット作品。3月には第2巻が発売された。
それに対し、今回販売差し止めが下された『中国鬼嫁日記』は、作者である井上純二さんと中国嫁・月(ルナ)さんとの殺伐とした結婚生活や文化の違いを描いている。「毛沢東語録を暗唱しないと食事抜き」、「部屋の電気を消し忘れたペナルティとしてお台場で生き埋め」、「オタクっぽい漫画はすべて焚書」、「生まれた娘は翌日から纏足(てんそく)」など、時代錯誤の中国観が一部の読書家の間で話題になっていた。発行元によると現在2刷4千部。
今回の販売差し止め命令に対し、『鬼嫁日記』の発行元である上海電波有限公司は「大変残念な判決。本家のおのろけ漫画と違い、『そもそも結婚などしなければよかったのでは』と思わせるギスギスした夫婦間のやり取りや、尖閣諸島の帰属をめぐる夫婦間のドメスティック・バイオレンスが受けると思ったのだが」と悔しさをにじませる一方、「あと数年もすれば、本家も『鬼嫁日記』に変わっていきますよ」と、どす黒い微笑みを見せた。