「朝起きられぬ」 ラジオ体操、昼12時に移動 これは嘘ニュースです
夏の風物詩「朝の巡回ラジオ体操」が、今夏から昼12時に移動して放送されることが本紙の調べで分かった。放送が開始された1951年と比べて生活リズムが夜更かし型になったため、朝起きられず、参加できない児童が増えたことが主な要因だが、一部保護者から「早起きの強制は児童虐待だ」との抗議があったとも言われる。ラジオ体操を担当する放送関係者が明らかにした。「朝の巡回ラジオ体操」は、夏休みの期間中全国を巡りながら、朝6時30分から40分まで、生放送でラジオ体操第1と第2を中継。早朝から小学生が体操する光景は、夏の風物詩として長らく親しまれてきた。
だが、最近では塾、深夜番組、24時間営業のコンビニエンスストアなどによって、家庭の生活リズムが夜更かし型にずれ込み、朝6時に起きられる子供の数が減少。苦肉の策で、参加賞にお菓子を用意する自治体もあるが、「そこは現金だろ、空気読め」と不満を漏らす児童も多く、状況の改善にいたっていないのが実情だ。
また、「深夜2時に寝付いた子供をたった4時間しか寝かせずに、体操への参加を強制するのは児童虐待にあたる」など、保護者からのクレームも年々増加しているため、スタッフで協議した結果、今年から十分な睡眠時間を取れる昼12時からの放送に切り替えることを決めた。
放送時間の移動に伴い、今後ラジオ第1では朝6時30分から、教育テレビで放送されている「手話ニュース845」を手話のみで再放送する予定だ。