ライブドアに虚構新聞社賞 これは嘘ニュースです
虚構新聞社(本社・滋賀県)は、インターネットを中心にしたIT企業ライブドアに対し、虚構新聞社賞を贈ることを決めた。これはライブドアが株価をつり上げるため、虚偽の事実を公表するなど、虚構の概念を経営手法に取り入れた業績を認めてのこと。虚構新聞社は授賞理由として、「株価つり上げのために、赤字だった同社売上高を黒字と偽って公表した粉飾決算報告など、虚構新聞社が推し進める「虚構」概念を経営手法として実際に取り入れ、実行したことは授賞に値するものだ」とコメントした。
また、東京地検特捜部の調べによると、ライブドア社が企業買収交渉を進める際、同社の新株を買い取る投資事業組合を実質支配していたにもかかわらず、交渉相手に「事業組合は無関係」と虚偽の説明をして、株式交換による買収を持ちかけていたことも明らかになっている。
▽虚構新聞社社主UK氏の話
「このたび、ライブドア社が経営のさまざまな面で虚構概念を経営に取り入れていたことが明らかになり、個人的に感銘を受けた。これほど大規模に虚構を経営に取り入れたことは、日本の経営史の点から見ても授賞理由として十分なものであると考えている。近年、弊社記事と見まごうような事件が多発しているが、今後もいっそう虚構と現実が入り混じっていくような世の中が訪れるよう期待したい。」