Kyoko Shimbun 2024.07.07 News

「七夕短冊、多重下請けで祈願矮小化」 内部関係者告発 これは嘘ニュースです

七夕業界の多重下請け構造
 願い事を書いた短冊を笹につるして飾る七夕で、願いをかなえる業務にあたる天の成就部(あまのかなえべ)で多重下請けが行われていると内部関係者が6日、告発した。告発文書には、受発注時に発生する「中抜き」によって願い事が矮小化されていく実態が克明に記されている。短冊に書いた願いが成就しない実態の解明につながりそうだ。

 文書は「七夕の願い事成就の実態」とする内容で全48ページ。6日、複数の報道機関に届いた。短冊を通じて受注した願い事が多重下請けによって劣化していく実態が実名を交えて詳細に記されており、差出人欄には「H星」と書かれていた。

 告発文によると、全国の短冊を統括する天の成就部が一括受注した願い事は、内容に応じて中堅神に割り振られる。2次請けの中堅神はさらに下請けの零細神に実現を発注しているという。受発注は神々の間でたらい回しのように繰り返され、告発者も「第108次下請け以降は把握できない」と記している。

 文書では多重下請けが及ぼした悪影響も具体的に挙げている。昨年、短冊に「無病息災」と書いた東京都のある家庭は、その翌日に家族全員が新型コロナに感染。全員軽症だった。多重下請けで中抜きが繰り返された結果、当初の願いが「新型コロナで重症化しない」まで矮小化された結果だという。

 多重下請けが横行する背景には、日本独特の労働構造がある。日本の神口は800万柱と極めて多く、海外のキリスト教圏やイスラム教圏の800万倍に達する。この「神余り」のために、安い案件でも受けざるを得ないのが実情だ。

 短冊に書いた願い事は下請けに回されていく中で、その99%以上が矮小化するか、うやむやに消えてかなわなくなっているという。告発者は「下界の民の生活が一向に良くならない原因は神々の怠慢だ」と強く批判している。

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