Kyoko Shimbun 2023.06.22 News

「お化けタレビン」水揚げ 魚型では過去最大 北海道・内河湯港 これは嘘ニュースです

内河湯港で水揚げされた巨大タレビン
 北海道の内河湯(ないかっぷ)港で21日、巨大な魚型タレビンが水揚げされた。タレビンはプラスチック製で、体長は通常の数千倍。「ここまで大きく育ったのは初めて」と、「お化けタレビン」の姿に地元の漁師も驚く。

 水揚げされたタレビンは、体長4.8メートル、重さ約5キロ。港から南に30キロの沖合でとれた。体表は透き通っており、体内に醤油などの調味料は残っていなかった。

 水温が低い内河湯湾近海は、プラスチックの分解速度が遅いため、タレビンの好漁場として古くから知られる。だが、近年はエコ意識の高まりや過去の乱獲が原因で漁獲量が減少。タレビン漁に32年間携わる漁師の蘭知已(らんち・やむ)さん(33)は「沖合に逃げたタレビンが大きく成長して湾に戻ってくることが増えた。定置網から一本釣りに変えていくかもしれない」と話す。

 大型のタレビンが増える理由について、残魏水産研究所所長の坂本義太夫さんは「漂流する海洋プラスチックは海水や紫外線の影響で徐々に劣化していくが、自然界で完全に分解されるまでは500年以上かかる。タレビンの大型化は、プラスチックが長寿命であることの裏付けだ」と説明する。

 水揚げされたタレビンは、数日中に競りにかけられる予定。魚型のタレビンは近年、海外の収集家からその美術的価値が高く評価されており、輸出も増えている。先端の赤いキャップ部分まで巨大化したタレビンは特に珍しく、1億円以上の値が付く可能性もある。

新しいアプリで記事を読む

App Storeからダウンロード Google Playからダウンロード

虚構新聞友の会

本紙友の会へ入会すると、会員専用掲示板に書き込みができます。

おすすめリンク

社主ピックアップ

社会

人気記事ランキング

今月の一冊

「今月の一冊」バックナンバー

虚構新聞社のRSS/SNS

虚構新聞のウェブサービス

虚構新聞社の本

注目コンテンツ