「うめきた」3月にセーブポイント設置 迷宮易化には苦言も これは嘘ニュースです
うめきたエリアに設置されたセーブポイント
セーブポイントは地下駅近くの広場に設置される。柱状のクリスタル製で、高さは約10メートル。冒険の進行状況を記録することができるが、通行の妨げとなるため、テントなどの全回復アイテムは使用できない。
梅田周辺はJR・私鉄各線の駅や複数の商業施設が地下道で複雑に結びついており、総面積はおよそ6万平方メートル。迷路のように入り組んだ構造から「梅田ダンジョン」として長年、冒険者の行く手を阻んできた。
近年、再開発が加速したことで迷宮化が進行。19年には、ダンジョン唯一のセーブポイント「泉の広場」が撤去され、高難度化に拍車をかけた。直後から遭難者が急増し、「生きてもう一度琵琶湖を見たかった」など、軽い気持ちでダンジョンを訪れて絶命した滋賀県民の無念のメッセージがダンジョン内の壁の至るところに刻まれている。
今回のセーブポイント設置は梅田初心者にとって大きな救済策として期待される。だが一方で、熟練冒険者からは「探索の醍醐味『緊張感』が失われる。ロンダルキアを見習え」と、昨今の親切設計を批判する声も聞かれる。開発担当会社では、強力なノートリアスモンスター「成れ果てのミャクミャク」をダンジョン内に召喚、配置して易化を補いたい考えだ。
25年に万博を控える大阪は、今後国内外から多くの観光客を迎える。利便性向上のため、セーブポイントを増設する案や旅の扉を設置する案も浮上しており、梅田のダンジョンとしてのあり方が今後問われることになりそうだ。