滋賀の夜景、宇宙からみると… 中央に「令和のフロンティア」発見 これは嘘ニュースです
滋賀県の夜間衛星画像。中央に大きな「穴」が確認できる
気象衛星ひなげし1号を使って夜間の日本列島の様子を撮影し、全国の経済状況を調べた。
経済活動が活発な都市部では消費電力と夜間光量が共に大きくなる傾向があるため、衛星画像から地域の光量を分析することで、数値だけでは分かりにくい経済の実態を可視化しやすい利点がある。
経企庁が公開した都道府県ごとの撮影画像によると、滋賀県では県境付近の山間部と中央部の光量が低く、その間の部分が輪のように明るくなる「ドーナツ化現象」が確認できた。
京都盆地や甲府盆地など、盆地では平坦な土地に人が多く集まるため、中央ほど光量が高くなる傾向がある。しかし、近江盆地を擁する滋賀県では、盆地の中心部に経済活動が活発でない巨大な「穴」が確認できた。穴は県面積の6分の1に達しており、経企庁の担当者も「これほど下手くそな盆地の使い方は見たことがない」と苦言を呈す。
今回の指摘に対し、県産業振興部では「未開発の土地がこんなに残っていたとは」と、困惑を見せる一方、この地域を「令和のフロンティア」とみる意見も出ている。周辺の自治体からは、撤退したデパートやショッピングモールの再誘致案や、紅葉パラダイスやびわ湖タワーなど国民的テーマパークの再建案が急浮上。県も「琵琶湖に頼りがちな観光施策を多元化する絶好の機会」と期待を寄せる。