神「さい銭届かぬ」 硬貨手数料で合格祈願成就率、過去最低に これは嘘ニュースです
さい銭を使った合格祈願の成就率は過去最低に
玉虫ゼミでは、合格祈願で神社を参拝してさい銭を納めた高校3年生と浪人生を対象に毎年調査を行っている。今年の調査によると、第一志望の大学に合格した受験生は現時点で372人中218人(約58.6%)と過去最低を記録。昨年までは成就率70%台前半を維持していたが、約2割減と大きく落ち込んだ。
今年の成就率が低迷した理由について、玉虫ゼミでは「大学入学共通テストの数学が難化するなど波乱の要素があったが、硬貨の預け入れに手数料をかける銀行が増えたことが最大の要因」と分析。大手都市銀行や一部の地方銀行では既に手数料を導入しているが、1月からゆうちょ銀行が追随したことが追い打ちになった格好だ。
また今年は第一志望の「本命校」ではなく、第二志望や「滑り止め」として受けた大学だけ合格する事例が増加。さい銭は神に届くまでに、金額の2割程度が収納を代行する神社と銀行から手数料として減額されるため、神側も満額回答ではなく、8割程度の「そこそこ成就」で妥結したとみられる。
調査書は「仲介業者によって中抜きが生まれる構造はどんな業界にも見られる。志望校を母校にするためにも、一手間を惜しまず、さい銭は神の口座に直接納めるようにしたい」との呼びかけで結んでいる。