Kyoko Shimbun 2019.06.05 News

底引き網、どっしり手ごたえ レジ袋漁が最盛期 大阪湾  これは嘘ニュースです

大阪湾内を泳ぐレジ袋の群れ
 大阪府の大阪湾でレジ袋漁が最盛期を迎え、今年も底引き網漁船の網から、レジ袋やペットボトルなどが続々と水揚げされている。

 4日早朝に港を出港した小型の底引き網漁船8隻は、沖合5キロ付近で操業を開始。水深200メートル以下に沈めた底引き網を引き上げると、新鮮なレジ袋が次々と姿を現した。

 この日の水揚げは約30キロで、枚数にして約8千枚ほど。昨年より10キロも多かった。大阪湾には約300万枚ほどのレジ袋が生息していると言われており、その漁獲量も右肩上がりが続く。盛んに繁殖が進んでいるようだ。

 季節ごとにさまざまな魚介類が獲れることから、大阪湾は「魚庭(なにわ)の海」とも呼ばれる。漁に出た尾西塑(でく)船長(65)は「最近はレジ袋に交じって、ペットボトルやお菓子の包装もよくかかるようになった。もう年じゅう最盛期ですわ」と話す。

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