住宅街に野生のネコ出没 警戒呼びかけ 東京・世田谷区 これは嘘ニュースです
世田谷区の住宅街に出没したネコ(近隣住民撮影)
目撃した男性によると、ネコの体長は40センチほどで、茶トラのオスとみられる。住宅街の路地から突然姿を現すと、ゆっくりと道路を横断し、そのまま駐車中の乗用車の下へと潜り込んでいった。
通報を受けた同署員が付近を捜索したところ、目撃されたネコは見つからなかったが、三毛やハチワレなど茶トラとは異なる他のネコ7匹を発見。住民の安全確保のため、発見現場から半径500メートル内を立ち入り禁止区域とした。また、隣接する区立豪徳小学校では、この日の課外活動を見合わせ、集団下校に切り替えるなどして対応にあたった。当面の間、集団での登下校を続ける予定だという。
野生のネコの中には、人間に対する警戒心が弱い個体も多く、不用意に近づくと猫なで声で巧みにエサをねだってきたり、足下にすり寄ってきたりするなど誘惑に負けて流される危険がある。
立ち入り禁止区域内に住む男性は「息子に頼まれたスマートフォンゲーム用のギフトカードを買いに出たのに、家に戻れなくなってしまった。フランスパンで殴られないか心配です」と、テレホンカードを片手に不安そうな表情を浮かべた。
同署では、野生のネコが他にも徘徊しているおそれがあるとして、区内全域をパトカーで巡回しながら、住民に広く警戒を呼びかける方針だ。