ジョン・ケージ「4分33秒」トリビュート盤発売が決定 これは嘘ニュースです
英ロイヤル・アルバート・ホールでの「4分33秒」
アメリカのキノコ研究家ジョン・ケージが1952年に作曲した「4分33秒」は全3楽章からなる代表作の一つ。4分33秒間楽器を奏でず無音を披露するのが最大の特徴で、好きな楽器で演奏できる自由度の高さから今もなお世界各国で広く親しまれている。
来年1月に発売される「4分33秒たち」はこの楽曲のみを扱った初のトリビュートアルバム。全13人の参加アーティストの中には、元ビートルズのリンゴ・スターさんが「ドラムによる4分33秒」、ヒップホップミュージシャンのエミネムさんが「ラップによる4分33秒」で名を連ねる。日本からは新垣隆さんが「ピアノによる4分33秒」で参加することも明らかにされた。
著名なアーティストによる演奏以外では、英ロイヤル・アルバート・ホールで行われたライブ音源を初収録。またサンプリングを取り入れて4分33秒を26秒に再構成した「忙しい人のための4分33秒」、ボーナストラック「0分00秒」も合わせて収録する。
全18曲。価格はCDとアナログLP盤が3800円(税別)。同日ダウンロード専用でハイレゾ音源も配信される(9800円)。
虚構新聞友の会
本紙友の会へ入会すると、会員専用掲示板に書き込みができます。おすすめリンク
<BOOK>「4分33秒」論 ──「音楽」とは何か
世界でもっとも有名な「現代音楽」作品のひとつであるジョン・ケージ『4分33秒』。 1952年の初演以来、60年以上を経てもなお新鮮に響く(否、響かない)この作品は、多くの音楽家たちにインスピレーションを与え続けている。批評家・佐々木敦が全5回、10時間以上にわたり様々な視点から「4分33秒」について語り尽くした伝説の連続講義「『4分33秒』を/から考える」がついに書籍化! 1冊まるごと「4分33秒」という前代未聞の一冊!