Kyoko Shimbun 2014.08.21 News

日本発「ボイルド・バス・チャレンジ」 成功なるか これは嘘ニュースです

ソフトバンク・孫正義氏の勇気あるチャレンジ
 筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者への支援を目的に米国で始まった「アイス・バケット・チャレンジ」。マイクロソフトのビル・ゲイツ氏ら著名人が続々と氷水を頭からかぶって寄付を呼びかけたことで、日本でもにわかに注目を集めるようになったこのキャンペーンの日本版「ボイルド・バス・チャレンジ」が今日21日から始まる。

 米国で今夏から急速に拡大した「アイス・バケット・チャレンジ」は、指名を受けた人が24時間以内に氷水をかぶるか100ドルを寄付するかを選択、氷水をかぶった人は新たに3人の挑戦者を指名するというルール。著名人の場合は氷水をかぶったうえ、寄付していることも多い。

 例年の5倍以上の寄付が集まったというキャンペーンの成功を受け、日本でも同様の活動が始まった。

 1週間で確実に死に至る難病・リングウイルス感染症患者の支援団体「SDK」(本部・東京)は20日、「ボイルド・バス・チャレンジ」実行委員会を発足。今日21日から活動を始める。ルールは本家同様、指名された人が24時間以内に熱湯風呂に入るか、1万円を団体に寄付するかを選択する。

 だが、今回の「ボイルド・バス・チャレンジ」が本家と大きく異なるのは挑戦者の指名人数だ。「アイス・バケット・チャレンジ」では3人だが、日本版でこれを30人に拡大。たった7回の指名で世界人口の3倍近い218億7千万人に達することから、より効率的な寄付金集めが可能になるという。仮に全員が熱湯風呂に入らず寄付を行った場合、団体には最低でも218兆7千億円の寄付金が集まることになる。

 また最初の挑戦者が寄付をしてチャレンジが途絶えないよう、団体では「絶対に寄付より熱湯風呂を選ぶ人物」として、民主党の野田佳彦前首相を指名した。

 30年前に「アイス・バケット・チャレンジ」を提唱した京都大学社会学部の坂本義太夫教授は「今からでも遅くないので、関係者は頭から氷水をかぶって考え直すべき」と厳しい。

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<BOOK>99%ありがとう ALSにも奪えないもの

 ALS(筋萎縮性側索硬化症)とは、感覚や知能ははっきりしたまま、次第に体中の筋肉が痩せ自由がきかなくなる難病で、原因も治療法もわかっていない。呼吸に必要な筋肉も弱っていくため余命は3~5年といわれている。誰がいつなってもおかしくなく、現在、日本の患者数は約9000人。

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