日本発「ボイルド・バス・チャレンジ」 成功なるか これは嘘ニュースです
ソフトバンク・孫正義氏の勇気あるチャレンジ
米国で今夏から急速に拡大した「アイス・バケット・チャレンジ」は、指名を受けた人が24時間以内に氷水をかぶるか100ドルを寄付するかを選択、氷水をかぶった人は新たに3人の挑戦者を指名するというルール。著名人の場合は氷水をかぶったうえ、寄付していることも多い。
例年の5倍以上の寄付が集まったというキャンペーンの成功を受け、日本でも同様の活動が始まった。
1週間で確実に死に至る難病・リングウイルス感染症患者の支援団体「SDK」(本部・東京)は20日、「ボイルド・バス・チャレンジ」実行委員会を発足。今日21日から活動を始める。ルールは本家同様、指名された人が24時間以内に熱湯風呂に入るか、1万円を団体に寄付するかを選択する。
だが、今回の「ボイルド・バス・チャレンジ」が本家と大きく異なるのは挑戦者の指名人数だ。「アイス・バケット・チャレンジ」では3人だが、日本版でこれを30人に拡大。たった7回の指名で世界人口の3倍近い218億7千万人に達することから、より効率的な寄付金集めが可能になるという。仮に全員が熱湯風呂に入らず寄付を行った場合、団体には最低でも218兆7千億円の寄付金が集まることになる。
また最初の挑戦者が寄付をしてチャレンジが途絶えないよう、団体では「絶対に寄付より熱湯風呂を選ぶ人物」として、民主党の野田佳彦前首相を指名した。
30年前に「アイス・バケット・チャレンジ」を提唱した京都大学社会学部の坂本義太夫教授は「今からでも遅くないので、関係者は頭から氷水をかぶって考え直すべき」と厳しい。