「スプリングはサンライズ」 新教科「外来語」導入へ これは嘘ニュースです
検討委員会が試作した「外来語」教科書
「日本人が英語を使いこなせないのは、早期の英語教育を怠ってきたからだ」との観点から、今年度より小学校の必修科目として英語を導入することが決まっている。だが、教育関係者からは「将来使うかどうか分からない英語よりもまず国語教育の充実を図るべきではないか」との意見も依然根強い。
このような声に対し、文科省は昨年、内外の有識者からなる検討委員会を発足。限られた授業時間の中で、この2教科をどのように定着させるか議論を行ってきた。
委員会では「サッカー」「ファイル」「プレイ」など、英語をカタカナ表記にした外来語の役割に注目。英語が苦手でも、これらの言葉はすでに日本語として定着していることから、このような外来語表記を積極的に国文法に取り入れることで、国語教育と英語教育を1つの教科にまとめあげた「外来語」教科の導入を答申した。また新教科の導入に伴い、国語と英語の授業時間数をそれぞれ3割減らすことも合わせて答申した。
委員会は導入の具体案として、清少納言『枕草子』の第1段「春はあけぼの」を例示。「スプリングはサンライズ、グラデュアルにホワイトになりゆくマウンテン・エッジ。」などのように、日本語文法にカタカナ英単語を導入することで、2教科間の融合と国語力・英語力の向上が期待できるとした。また外来語教育の最終段階として、高校卒業時には「イニシアチブ」「コンセンサス」「アジェンダ」などのような、使えばかっこよく見えるわりに、意味を分かっていない人が多い外来語が自然に使える状態を目指す。
外来語表記に詳しい栃木県立東マイケル大学の大柴累教授(外来語学)は「ベリーグッドなアイデア。アーリーなレベルからイングリッシュにフレンドリーなスチューデントをエジュケートすることは、ジャパンのフューチャーにとってエクストリームリーインポータント」と話し、アグリートゥザガバメンツプラン。