人気アニメ最終回にショック、失神者続出 これは嘘ニュースです
消防庁によると、15日午前11時現在のまとめで失神者は「けいおん!!」が放送されていない田舎4県を除く全国43都道府県の8418人。現在もなお1時間に数十人のペースで報告が続いており、最終的には1万人以上に達する可能性もある。これは97年、アニメ「ポケットモンスター」の放送中に視聴者が体調不良を訴えた「ポケモンショック」事件を大きく上回る規模だ。
深夜アニメ「けいおん!!」は、軽音部の女子高生5人の日常を描いた作品。原作漫画の発行部数は3巻120万部(09年12月)、また主題歌を収めたCDも大物歌手を相手にオリコンランキング上位に名を連ねるなど、一部の困った若者を中心にブームが広がっていた。
だが今月に入って原作漫画が最終回を迎え、またアニメも「15日の放送が最終回になる」と予告されるなど、ファンにとっては辛い状況の真っ只中にあった。
そのような中、15日放送された最終回は女子高生たちが卒業式を迎えるという内容。長らく親しんできた女子高生たちとの別離に耐えられなくなった視聴者の多くが、現実を受け入れられずに失神してしまったとの見方が強い。インターネット上でも、昨夜の放送直後から「すばらしかった」「感動をありがとう」「ペロペロ」など最終回を見た感想が飛び交っており、その人気の高さをうかがわせている。
アニメに詳しい京都大学現代文化研究センターの坂本義太夫教授(日本文化論)は「私も昨夜最終回を見ていたが、あふれる涙をとどめることができなかった。あの内容では失神者が出るのもさもありなんというところだ。とは言え、もう終わったことなので今は来期のアニメを物色するのに忙しいでゲソ。」と語った。