自称格闘家を逮捕 素手で自動車21台壊す これは嘘ニュースです
昨年11月から横浜港で相次いでいた自動車損壊事件で、横浜海上警察署は15日夜、自称格闘家の男(46)を器物損壊容疑などで現行犯逮捕した。調べに対し男は「ポイントを稼ぐため」などと意味不明の供述をしており、海上署は今後さらに動機を追及する方針だ。調べによると、男は15日夜8時ごろ、横浜港第2倉庫前に駐車してあったセダン型乗用車を殴る蹴るなどして破壊しているところを、通行人が目撃し110番通報した。
まもなく海上署員が現場に駆けつけたが、男は回転飛び蹴りやアッパーで抵抗したため、署員が2発威嚇発砲して取り押さえ、器物損壊と公務執行妨害の現行犯で逮捕した。男にケガはなかったが、取り押さえる際に署員1名が気功波のようなものに触れ、軽いやけどを負った。
取調べに対し男は職業を格闘家と答える一方で、名前については「自分には名字がない」と話している。また逮捕時は裸足で破れた胴着を身に付けていた。横浜港では昨年11月から同様の自動車損壊事件が20件相次いでおり、男はこれらについても犯行を認める供述をしている。
動機について、これまで壊された自動車からは財布や時計など金品がなくなっているため、海上署は窃盗目的の犯行と見ているが、男は「ボーナスポイントを稼ぎたかった」などと意味不明の供述を繰り返している。また「殺意の波動に目覚めた」と殺人をほのめかすような供述もしており、今後は精神鑑定も視野に入れながら、さらに調べを進めていくとしている。