Kyoko Shimbun 2008.12.31 News

煩悩無限大? 年中除夜の鐘鳴らす寺 これは嘘ニュースです

 煩悩の数と同じ108回寺の鐘をつく除夜の鐘。しかしここ村上請寺(大阪市)では今月1日から除夜の鐘を突きはじめている。終わるのは2009年11月30日。まだまだ鐘突きは始まったばかりだ。

 大阪市此花区にある村上請寺では明治時代の住職・村上春心の頃から「人間の煩悩は無限大。いつまでたっても尽きるものではない」として、除夜の鐘を1年間欠かさず鳴らす教えが現在まで伝わっている。一般的に除夜の鐘は大晦日から元日にかけて108回突かれるが、同寺では毎年12月1日を突き始めとし、翌年11月30日に突き終わる。翌日の12月1日からはまた鐘を突き始めるため、結局1年中除夜の鐘を鳴らし続けることになる。1年間で鳴らされる鐘の音は合計4万回以上にのぼる。

 現在の住職・村上ジェンキンスさん(77)は「喫煙、飲酒、肉食(にくじき)、色欲、物欲など、毎日煩悩を欠かさないようにするのが大変」と苦悩を交えて語る。「禁欲はそれはそれで大変なことだが、逆に欲にまみれた生活というのも難しい。今年は布施を喜捨させて檀家を27件もつぶしてしまった。大変残念」とのこと。年末年始の鐘の管理は弟子に任せ、住職自身は1月いっぱいハワイで過ごす予定だ。

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