Kyoko Shimbun 2005.12.20 News

WSA労使間交渉大詰め 全世界ストも これは嘘ニュースです

 クリスマスのプレゼント配送をめぐる世界サンタクロース協会(WSA)の労使間交渉が大詰めをむかえている。組合のトナカイ側が賃上げや引退後の待遇改善を要求しているが、サンタ側が要求に対して難色を示し、交渉は一時中断。クリスマス本番を前に、トナカイのストライキによるクリスマスの中止も考えられる事態に発展しつつある。

 今月15日に始まった労使間交渉は、組合側が日給180ドル(約2万円)と、引退したトナカイの食肉加工の中止を要求。一方でWSA側は、要求を受け入れる代わりに、配送コスト削減のため、トナカイの鼻の電飾を現在の赤色から、低コストの青色発光ダイオードに変えるよう提案した。

 これに対し、組合側は「『真っ青なお鼻のトナカイ』では、子供の夢をぶち壊す」と、要求を拒否する声明を発表。18日未明にはこう着状態となり、いったん交渉は中断。その後、20日から協議を再開した。

 WSA側は「今からでは準備が間に合わない」として、すでに東アジア地区の配送事業の中止を発表。日本、韓国、中国などでは、今年のクリスマスを中止することが発表された。ただし、緊急援助国の対象である朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)への配送は行われる。

 このまま23日までに交渉がまとまらない場合、トナカイ側は全面ストライキを行うとしており、全世界でクリスマスが中止される見通し。

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