『世界の片隅で、呪詛を唱える』に出版差止め命令 これは嘘ニュースです
差止め命令が下された『世界の片隅で、呪詛を唱える』(高山恭一著・上海電波有限公司)
登場人物名や文章構成など『世界の中心で、愛をさけぶ』と酷似しており、文章改訂による修正は困難だと判断した。
『世界の片隅で、呪詛を唱える』は、白血病で死を宣告された少女がこの世の崩壊を願い、日々病室の片隅で黒魔術の儀式を続けていく物語。実用的な黒魔術入門書として、一部オカルトマニアの間で話題になっていた。発行元によると現在八刷三千部。
発行元の上海電波有限公司は3月に『蹴りたい背中』のパロディ本『蹴りたいお腹』の出版差し止めも受けている。
▽『世界の中心で、愛をさけぶ』の発行元・小学館のコメント
『世界の片隅で、呪詛を唱える』は明らかな便乗本。パロディの範囲を超えていることは明白で、今回の地裁の決定を歓迎する。
▽『世界の片隅で、呪詛を唱える』の発行元・上海電波有限公司のコメント
今回こそは大丈夫だろうと思ったが、認められなくてすごく残念。すでに『世界の片隅で、呪詛を唱える』の映画化も決まっているので、今度は映画でがんばりたい。