横断歩道の男性倒れる 熱中症か 38度の京都 これは嘘ニュースです
暑さで倒れたとみられる横断歩道の男性(右下は平常時)
消防本部によると、男性は横断歩道上で横向きの状態で倒れていた。救急隊員の呼びかけにも返事がなく、そのまま近くの病院に搬送された。熱中症が原因とみられ、現在も意識不明の重症だ。
男性は毎日横断歩道を元気に渡る姿が住民に目撃されていたが、今月に入って歩道上で棒立ちになったり、しゃがみこんでうずくまったりしていることが度々あったという。
近くに住む女性は「この厳しい暑さでも表情一つ変えずに、毎日ずっと横断歩道を渡り続けていたので丈夫な方なのかなと思っていたのですが」と不安そうに話した。搬送された当時、横断歩道周辺は暑さの影響で、まるで規制標識のように赤く変色していた。
警察庁のまとめによると、4日は大阪府で横断歩道の兄妹がめまいを訴えるなど、熱中症が原因とみられる救急搬送が全国で31件発生した。警察では「日中に出かける際は本当に必要かどうか、一時停止してよく考えてほしい」と呼びかける。
現在、男性がいた標識には横断歩道を示す2本の白線しかなく、無人のまま主の帰りを待ち続けている。