Kyoko Shimbun 2019.06.19 News

男性がつり橋から転落 「渡るべからず」看板を無視 京都・黄桜町 これは嘘ニュースです

つり橋には注意を促す看板が立てられていた(読者提供)
 18日午後2時ごろ、「男性がつり橋から川に転落したようだ」との通報が黄桜署にあり、救急隊が出動する事故があった。男性はまもなく救助され、近くの病院に搬送された。けがはなかった。橋は足場が老朽化していたため、通行禁止の看板が設置されていたが、男性は周囲の制止を無視して渡り始めたという。

 通報した女性によると、男性(64)は木製のつり橋の中央部を踏み破り、そのまま約2メートル下の川に転落したという。男性は転落した際、川底で腰を打つなどしたが、大きなけがはなかった。

 つり橋は7年ほど前から老朽化が進んでいたため、黄桜町土木課が「このはしわたるべからず」と表示した看板を掲出して通行を禁止していた。しかし男性は「端ではなく真ん中を通ればいい」と、同行していた友人の制止を振り切って、そのまま渡り始めたという。

 取材に対し、男性の友人は「『遠回りだが安全なルートがある』と助言したのに、聞く耳を持ってもらえず、『この道しかない』と頓智(とんち)のような詭弁で言いくるめられてしまった。せめて途中で引き返せばよかったのに、もっと全力で引き止めるべきだった」と悔しそうに語った。

 「子どもでも危険だと分かるように、ひらがなで書いたことがかえって誤解を招いてしまった」として、土木課では近く「この橋渡るべからず」と漢字表記に改めた看板に掛けかえる予定。

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