Kyoko Shimbun 2018.07.02 News

トランプ氏、各国政府に欠席写真シール配布 存在感アピール これは嘘ニュースです

欠席写真で存在感を示し続けるトランプ氏(画像はイメージ)
 トランプ米大統領が、自身の写真を楕円形にくりぬいた「欠席シール」を各国政府や国際機関に配布していたことが、2日までにわかった。トランプ氏が「出席する意味がない」と判断した国際会合での集合写真にシールを張り付けることで、欠席でも存在感をアピールすることが狙いとみられる。

 米大衆紙「ラビッシュタイムズ」が報じた。「アメリカ第一主義」を掲げるトランプ氏は、支持者向けの集会には積極的に出席する一方、自分や自国が不利になる会合への出席を避ける傾向がある。

 昨年、気候変動対策の枠組み「パリ協定」から離脱したトランプ氏は、6月8、9両日にカナダで開催された主要7カ国首脳会議(G7サミット)で、気候変動・環境問題に関する2日目の会合を欠席。また一部報道では「米国が搾取するように設計されている」として、世界貿易機関(WTO)からの脱退を模索していたとも伝えられている。

 だが一方で、台頭する中国やロシアに対抗して国際的な存在感を示し続ける必要がある。そこでトランプ氏はホワイトハウスを通じて、各国政府や国際機関に自分の写真を楕円形にくりぬいたシールを配布。今後、トランプ氏が欠席した国際会合だけでなく、特に招待されていない会合でも記念写真を撮影した際には、シールを貼るよう要請している。

 外務省関係者によると、日本政府あてにシールが届いたのは1日午後。政府は同日、首相官邸を表敬訪問した沖縄県の「ミス・ゴーヤ」と安倍首相の記念写真にトランプ氏のシールを張り付け、夕方、官邸ホームページに掲載した。

 ドイツが「(シールは)エルベ川の藻くずと消えた」と発表するなど各国の対応が分かれる中、到着から4時間足らずでの掲載は、世界で最も早いトランプ氏への支持表明となった。政府では「日米は100%ともにある」との方針にのっとり、今後もあらゆる記念写真にシールを張っていく方針だ。

新しいアプリで記事を読む

App Storeからダウンロード Google Playからダウンロード

虚構新聞友の会

本紙友の会へ入会すると、会員専用掲示板に書き込みができます。

おすすめリンク

<BOOK>トランプ・リスク――米国第一主義と地球温暖化

 トランプ政権の下で米国のエネルギー・環境政策はどう変わりつつあるのか、その背景は何か、日本はどう対応すべきか。「パリ協定離脱」を巡るトランプ政権の内幕を明らかにしつつ、米国の動きに対する著者の所見をまとめる。

社主ピックアップ

国際

人気記事ランキング

今月の一冊

「今月の一冊」バックナンバー

虚構新聞社のRSS/SNS

虚構新聞のウェブサービス

虚構新聞社の本

注目コンテンツ