飲酒検問、誤検挙ゼロの新方式 春の交通安全 これは嘘ニュースです
警視庁は春の交通安全運動の一環として、4月から「「ドライバーさん、おつかれさん」大作戦」を展開する。飲酒運転の撲滅に重点を置いた取り組みで、これまで以上に精度の高い新方式の飲酒検問を取り入れることで飲酒ドライバー検挙率100%を目指す。飲酒検問で使用される「はーのやつ」として知られるアルコール検知器は、飲酒していないにもかかわらずアルコールを検知する場合がまれにあり、はーのやつの誤作動が冤罪を生み出す危険性が専門家の間からかねてより指摘されてきた。
「検問が持つ固いイメージをなくしたい」として、警視庁が春の交通安全運動に合わせて導入する新しい飲酒検問「「ドライバーさん、おつかれさん」大作戦」は、はーのやつが反応した運転手を「今夜のラッキードライバー」として選出、労をねぎらうためその場でビール1本を無料でプレゼントするというもの。
運転手がサービスに応じて車内で飲酒した場合、道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯として直ちに逮捕、また運転手が飲酒を拒んだ場合でも公務執行妨害の現行犯として逮捕できることから、検問での検挙率は理論上必ず100%に達する仕組みだ。
新たに導入する飲酒検問について、警視庁の室井寿三郎警視総監は「飲酒運転は非常に危険な犯罪行為。疑わしきは罰するの精神にのっとり、都民を一人残らず収監する気持ちで臨みたい」と意気込みを語った。