Kyoko Shimbun 2013.04.11 News

鳥羽のダイオウグソクムシ、インド最高褒章を受賞 これは嘘ニュースです

ダイオウグソクムシ
 インド議会は10日、三重県鳥羽市の鳥羽水族館で飼育している深海生物・ダイオウグソクムシの「NO1」に、最高褒章にあたる「マハトマ・ガンディー栄誉賞」を授与することを全会一致で可決した。インド人以外が同賞を受賞するのは、1947年に褒章制度を開始して以降初めて。

 ダイオウグソクムシは中南米の海底域に生息する生物で、ダンゴムシなどと同じ仲間にあたる。普段は海底にたい積する動物の死骸を餌として食べることから「深海の掃除屋」と呼ばれることもある。

 現在、鳥羽水族館で暮らしているダイオウグソクムシ「NO1」は2009年1月以降、餌を食べておらず、今年2月10日には絶食期間が1500日を超えた。飼育員も「理由はよくわからない」と首をかしげるが、このことが話題を呼び、今ではジュゴンやスナメリと並ぶ水族館の人気者になっている。

 今回、インド議会がNO1にマハトマ・ガンディー栄誉賞を授与する理由として、会見に臨んだチャダ議長は「独立の父であるマハトマ・ガンディーが始めた非暴力運動『ハンガー・ストライキ』の精神を今最も体現している偉大な存在」であることを挙げた。また「まさに現代のガンディー。どのような意図でこれほどまでハンストを続けているのか、大変興味深い」とも語った。

 受賞の知らせを受けた飼育員は「急な知らせでびっくりした。絶食を始めたのは、総選挙で民主党が圧勝した09年だったので、民主党政権への抗議かと思っていたが、安倍さんになってからも絶食を続けているということは、日本の政治そのものに対する不信感があるのかもしれません」と話す。

 また「それでは維新の会ならどうか」との質問に対しては、「維新政権になれば、舌を噛み切って死ぬのではないか」と答えた。

 授与式は通例、同国の社会正義貸与省でおこなっているが、「検疫のため出席は難しい」との理由から、大臣の代理としてポカラン駐日大使が来月中にも水族館を訪問し、記念メダルと副賞のカレーライス10年分を授与する。

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