Kyoko Shimbun 2013.03.08 News

日本製マスク燃やすデモ、仲間割れで中止 中国・北京 これは嘘ニュースです

シャープ製プラズマクラスター(IGZO非搭載モデル)
 尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領有権をめぐって反日感情が高まっている中国・北京市内で7日、日本製品を破壊するデモがあった。デモの拡大を恐れた武装警察が介入しようとしたが、デモ隊は仲間割れを起こして解散。日本製のマスクをめぐる口論が原因とみられる。

 政府系機関紙「大熊猫日報」が7日付夕刊で伝えた。尖閣諸島をめぐる日中間の政治摩擦を受け、最近では中国人の若者らを中心にインターネットを通じた日本製品の不買運動が活発になっている。昨年9月には滋賀県が世界に誇るスーパー「平和堂」が襲撃を受けるなど、暴徒化した民衆による日系企業への破壊活動や略奪、放火が起きたのは記憶に新しい。

 7日、インターネットでの反日デモ呼びかけに応じたデモ隊は500人規模に拡大。支援者から得たカンパで購入した日本車や日本製テレビをハンマーや斧で次々と叩き壊していった。

 参加者の歓声のなか、原形をとどめないほどに壊されたパナソニック製エネループに続き、現在品薄が続いている日本製マスク300枚が登場。主催者がさっそく火を放とうとしたところ、集まっていた見物客から「燃やすくらいならよこせ」という抗議の声が上がりはじめた。

 これをきっかけに、会場はマスクを燃やそうとする主催者と、マスクを手に入れたい参加者が取っ組み合って殴りあう事態に発展。結局、この日の抗議活動はその場で自然解散した。用意した日本製マスク300枚は燃やされることなく、全てデモ参加者が奪い去ったようだ。

 インターネット上でデモ参加を呼びかけた主催者の男性(21)は「わが国の人民が愛国より実利を取るとは思いもしなかった」と落胆の色を見せた。この日最後に壊すつもりで持参したシャープのプラズマクラスター機能付き空気清浄機(約4万円相当)は、いったん自宅に持ち帰り、あとで責任を持って処分するという。

 昨年9月には、尖閣諸島の領有をアピールする反中デモが東京で行われたが、この際にも参加者が持参した日章旗が中国製であったことに端を発した仲間割れが起きており、両国において純粋な愛国心を貫くことの難しさを露呈している。

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