京大名物「iPSカレー」、さっそく発売 即日完売店舗も これは嘘ニュースです
いろいろな内臓がたっぷり入った「iPSカレー」
京大生協が9日に販売を開始した「iPSカレー」は、山中教授が世界で初めて作成に成功した「iPS細胞(人工多能性幹細胞)」にちなんだもの。iPS細胞は体のあらゆる細胞に分化・成長する性質を持っているため、これまでの医学では治すのが難しいとされてきた心臓病や神経系難病を克服する再生医療の切り札として期待されている。
9日発売の「iPSカレー」では、このようなiPS細胞の性質にちなみ、カレーの具にハチノス(牛の胃袋)、牛レバー、ミミガー、豚足、砂肝を入れた「内臓系」カレーとなっている。
このiPSカレーを発案した京大生協の白石さん(31)は「さすがに具はiPS細胞から作られたものではないが、将来的にはiPS細胞を利用した「本物のiPSカレー」を作ることもできるはず。あとは今後の山中先生の努力にお任せしたい」と話す。
また京大生協では、同大の新名物として2005年から「総長カレー」を学内レストランとレトルトパックでそれぞれ販売・提供しており、この「iPSカレー」についても、「総長カレー」にならぶ京大名物として盛り上げていきたいとしている。
かつて山中教授とiPS細胞についての共同論文を発表したこともある京都大学医学部の坂本義太夫教授(カレー論)は「iPS細胞の発見は、最初の「I」を小文字にする命名も含めて、全て私の功績なのだが、今回のノーベル賞は山中先生に譲ってあげることにした。私が本気を出したらノーベル賞3つくらいはいつでも取れるので」と、負け惜しみとも取れるコメントを残した。価格は3500円(税込み)。