春を告げる練り物 渡りはんぺんの群れ飛来 茨城 これは嘘ニュースです
列を作って青空に舞うはんぺんの群れ
はんぺんは、春のこの時期になると、主に東南アジアから日本の湖沼地に飛来。その数は数百万枚にのぼっている。
茨城県では5月の大型連休に入ると、はんぺん狩りが解禁。地元猟師がはんぺん狩りに精を出す姿が、県内のさまざまな場所で見られるようになる。捕まえられたはんぺんは、その後1枚当たり10円程度で業者に買い取られ、全国に向けて出荷されるほか、余ったはんぺんはそのまま家庭で煮物として出されることも多い。
また、地元では名産のはんぺんを使った「はんぺん焼き」や「はんぺん丼」、はんぺんではんぺんをはさんだ「はんぺんバーガー」など、はんぺんを使った郷土料理が味わえる。中でも新鮮なはんぺんを生のまま食べる「はんぺんの踊り食い」は、この地方でしか食べられない貴重な料理として有名で、全国からこれを目当てにした来訪者が殺到するほどだ。
はんぺんは湖沼に滞在する時、水をよく吸う性質があることから、福島の原発事故で霞ヶ浦にまで飛散した放射性物質を生物濃縮してしまう可能性が指摘されてきたが、現在流通しているはんぺんに含まれる放射性物質は極めて微量の基準値以下で、健康に影響はないという。
霞ヶ浦に飛来したはんぺんは夏になると繁殖活動に入り、秋には新しく生まれた子はんぺんと共に、再び日本を発っていく。