Kyoko Shimbun 2010.10.07 News

「日本人」がノーベル平和賞受賞 36年ぶり これは嘘ニュースです

 スウェーデン王立科学アカデミーは7日、2010年のノーベル平和賞を日本人に授与すると発表した。日本人の平和賞受賞は1974年の故・佐藤栄作元首相以来36年ぶり。

 授賞理由は「第2次世界大戦以降、長らく緊張状態におかれてきた極東アジア地域における見事な平和ボケ」。「無防備都市宣言」など、紛争地域の当事者ながらまるでそれが嘘であるかのような諸活動は、歴史上類を見ないものとして、世界的に驚きの念を呼び起こしてきた。

 王立科学アカデミーのアホネン氏は会見で「韓国、中国、ロシアと領土問題を抱え、かつ独裁国家・北朝鮮に国民を拉致されながらも決して激怒することなく穏便に済ませようとするマゾヒスト的精神は比類ない。普通の国なら8回くらいクーデターが起こっていてもおかしくない」と、授賞理由を語った。

 また、同アカデミーのソヤネン氏は「軍事的な緊張状態にありながら、世界に向けて発してきた『オタク』文化は日本の平和主義の集大成。例えばアニメ『けいおん!』を見れば、戦争を起こそうという暴力的な衝動など起こるべくもない。そして先に発表された『けいおん!』の映画化が授与に向けての決定打だった」と話す。

 授賞式は12月10日、ストックホルムで行われ、賞金1千万スウェーデンクローナ(約1億2千万円)が贈られる。政府では来年中にも国民全員に分配金として1円ずつ配布する方針だ。

 なお、「友愛」や「温室ガス25%削減」などの発言が注目を浴び、自称ノーベル平和賞最有力候補だった鳩山由紀夫前首相にはノーベル残念賞が与えられた。賞金はないが、賞品としてゆでたまご1個が贈られる予定。

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