Kyoko Shimbun 2024.05.24 News

「原寸大富士山幕」設置構想、全国500カ所に 訪日客分散化図る これは嘘ニュースです

滋賀県では富士山と琵琶湖を同時に楽しめる
 「オーバーツーリズム(観光公害)」について、官民が連携してつくる団体「霊峰富士保存会」は23日、富士山を原寸大で描いた幕を全国に設置する対策試案を発表した。富士山とその周辺地域に殺到する外国人観光客の人流を分散させるだけでなく、各地の「ご当地富士山」を通じて観光資源に乏しい地域の活性化につなげたい考えだ。

 新型コロナによる入国制限が解除されて以降、富士山周辺には登山や撮影を目的とする観光客が殺到。美しい写真が撮れる撮影場所の情報がSNSを通じて拡散されたことで、付近の住民が騒音など迷惑行為の被害をうったえる事例が相次いでいる。

 コロナ禍以降の富士山観光について、団体では検討を重ねてきたが、20日に行われた会合で「富士山が日本に1つしかないことが問題だ」とする意見で一致。対策として、全国各地に富士山を設置して観光客の分散化を図ることを決めた。

 実際に富士山を造成するには、膨大な予算と時間がかかることから、代わりに富士山の写真を高精度印刷した巨大な幕を設置する案でまとまった。幕の大きさは縦6キロメートル、横20キロメートル。設置場所は全国500カ所程度を想定する。

 試案が実現すれば、これまで富士山がなかった都道府県にも「ご当地富士山」として大きな観光資源が生まれることになる。滋賀県に設置された場合、日本一広い琵琶湖と日本一高い富士山が同時に撮影できるなど、地域の特色に応じた多様な富士山が楽しめそうだ。

 保存会の不二峰子会長は「富士山は長年、静岡県と山梨県が独占してきたが、今後は日本の共有財産として『富士山の民主化』をさらに進めていきたい」と試案に自信を見せる。

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