「サ終」でも安心 紙製ツイッター配布始まる これは嘘ニュースです
配布中のペーパーツイッター
マスク氏はツイッターを買収した直後から、技術者を含む従業員を大量解雇。なりすまし防止の観点から著名人や公的機関などに無料で提供していた「認証済みバッジ」を有料サービス利用者に提供したり、凍結されていたドナルド・トランプ前米大統領のアカウントを解除したりするなど、これまでの運営方針を大きく転換させた。
このような混乱に不信感を抱いた大手企業が相次いで広告出稿を見合わせているほか、大量解雇によってシステム障害に対応できる技術者が不足しているとの懸念も出ている。財務と安全の両面で不安定な状態が続いており、大規模障害が起きた場合、復旧できないままサービス終了を迎える最悪の事態も想定される。
ペーパーツイッターは200枚つづりのブロックメモで、太陽フレアによる通信障害が懸念された17年9月以来2度目の配布。ペーパーの空欄に自分のアカウント、本文、日時などを記入することでツイートした時と同じ満足感を得ることができる。リツイート欄、いいね欄にも好きな数を書き込めるため、今まで味わったことがないほどの承認欲求を満たすことも可能だ。また今回は不燃紙を使用することで炎上対策も施した。
全国に130カ所ある配布所では、ツイッター依存を抱える多くの人がペーパーを求めて早朝から列を作った。渋谷駅前で受け取った男性(27)は「配布所なう」と、早速ペーパーツイートを投稿。100万件を超えるリツイートを集めた。
日本人のツイッター依存は、マスク氏が買収後の会議で「ツイッターは日本が中心」と語るほど。「サービス終了後のツイッターでは、終了についてのツイートができない」というユーザー最大のジレンマはペーパーツイッターが解消してくれそうだ。