「石油より安い」米国で万札発電所完成 今冬にも稼働 これは嘘ニュースです
石油より日本円を燃やしたほうが低コストだという
一万円札を燃料にした火力発電所「Yenpower station(エンパワーステーション)」は、カリフォルニア州郊外にあったゴミ発電所を、電力企業ラビッシュカレンシーが昨年買収して改築した。
建設の背景にあるのは、ウクライナ情勢の悪化による原油価格の高騰と円安だ。共に安定した水準に落ち着く気配がなく、現在のペースで原油高と円安が進行すれば、今冬には原油価格が円の価値を大幅に上回る。このため「高価な石油を燃やすより日本円を燃やしたほうが発電コストが安い」(同社)という。
万札発電は燃料供給の面でも利点がある。石油輸出国機構(OPEC)プラスによる生産調整など、国際情勢に左右される原油価格に対し、日本円は日本銀行の異次元緩和によって10年近く大量に供給され続けている。金融政策の引き締めにかじを切った他の主要国の紙幣と異なり、輸入時の「安価・大量・安定」が円紙幣の強みだ。
一万円札を燃料に選んだ理由について、同社のニューリッチ会長は「質が良く安価で手に入る紙幣を探していたところ、日本円が最も燃料に適していることがわかった。紙幣発電を思いついたきっかけが、暗くて足元が見えない時に紙幣を燃やして明るく照らす伝統が日本にあると聞いたことだっただけに、運命を感じずにはいられない」と話す。