Kyoko Shimbun 2022.07.15 News

宇宙彩る世界最大の花火、開演は50億年後 世界花火連盟が見通し これは嘘ニュースです

地球は美しい花火として最期を迎える
 夏本番を迎え、夜空を鮮やかに彩る花火大会が全国各地で開かれようとしている。世界の花火愛好家で作る団体「世界花火連盟(WFF)」は14日、世界最大の花火が見られる時期について、約50億年後になるとの見通しを発表した。

 WFFは今年6月の年次総会で、世界で最も大きい花火について専門家を交えた議論を行った結果、「地球を超える大きさの花火は作れない」という見解で一致。「世界最大の花火は地球の爆発である」とする結論をまとめ、報告書を公開した。

 地球が爆発する時期について、報告書は「膨張を続ける太陽の外縁部が地球に到達するのは約50億年後」と予測。「太陽に熱せられて干からびた地球が飲み込まれる直前、内部核が不安定になり大爆発を起こす」とみる。

 地球の内部は地殻・マントル・核に区別され、マグネシウムやニッケル合金など多くの金属元素を含む。「『地球の総決算』とも言うべき惑星独自の炎色反応が宇宙の闇を色鮮やかに飾ることになる」と爆発の様子を予測する。

 WFF理事で科学者のポール・ファイヤワークス博士は「ビッグバンには敵わないが、故郷が一瞬にして宇宙に舞い散る瞬間は人類史上最もエモい光景になるだろう」と期待に胸を膨らませる。

 開演時期に関するWFFの見通しは「標準的な天体の一生に基づく」としている。今後、巨大な隕石が衝突したり、人類が進歩の方向性を誤ったりすれば、開演時期が大幅に早まり、見物客になるはずの人類が火薬の材料になる可能性もある。

 「その場合は我々を長年観察してきた神や宇宙人にとってエモい光景になるだろう」。ファイヤワークス博士は期待に胸を膨らませる。

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