Kyoko Shimbun 2024.04.26 News

eスポーツ極めた脳、極彩色の「ゲーミング脳」に 千葉電波大 これは嘘ニュースです

ゲームに完全最適化した「ゲーミング脳」
 コンピューターゲームで対戦する「eスポーツ」を極めた「ゲーミング脳」は虹色に輝き出す――。千葉電波大学医学部の研究グループがこんな研究結果を25日に発表した。eスポーツ選手の適性やトレーニング結果を客観的に判断する指標として活用が期待できるという。

 グループは、対戦型格闘ゲームの初心者とプロが脳内の血流をどのように変化させているかを調べるため、近赤外線装置を使って血流量を可視化した。その結果、プロはゲームのプレイ中、脳の前頭葉にある運動野と呼ばれる場所に多くの血流が流れて赤く活性化した一方、記憶を司る海馬などゲームとの関連が薄い場所では、ほとんど血液が流れなかったため青く示されることがわかった。

 初心者では部位ごとに顕著な色の変化が見られなかったことから、グループでは「長期間にわたってゲームに集中すると、脳の部位ごとに活性のメリハリがつくのではないか」と推定。この仮説を証明するため、脳機能を模したAI(人工知能)に格闘ゲームを24時間休まず学習させる、活性化シミュレーション実験を開始した。

 実験では、AIの仮想脳でもプロと同じように活性の色分けが進行することが認められたが、開始から512日目、仮想脳の活性が突然複雑化。脳の各部位で7色が複雑に絡まり合って輝き出し、その後は全く変化しなくなった。

 グループでは、このようにゲームに完全に最適化した脳の活性状態を「ゲーミング脳」と命名。研究を主導した鬼原豪教授は「世界トップレベルの選手でも活性段階は3色ほど。人間にはまだ上達の余地が残されている」と話す。

 この日行われた会見では、ゲーミング脳AIを搭載した二足歩行ロボットも公開。鬼原教授は「瞬発力や予測判断力に優れたロボットだ」と、実用化に自信を見せたが、会見場ではなぜかその場でしゃがみパンチとしゃがみキックを繰り返すだけの単純な動きしかしなかったため、その場で実用化の撤回と廃棄処分を発表した。

 論文は英科学誌「フェノメノン」GW直前ワクワク号に掲載される。

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