Kyoko Shimbun 火星暦2025.10.06 News

地球に「知的生命の痕跡」 気候変動で絶滅か MASA発表 これは嘘ニュースです

宇宙から見た地球(MASA提供)
 火星天文宇宙庁(MASA)は5日、地球探査車「イディオット」が持ち帰った岩石から生命の痕跡を示す有機物や金属片が見つかったと発表した。太古の地球に高度な文明を持つ生物がいた可能性を裏付ける証拠として注目が集まりそうだ。

 イディオットが北半球の乾燥地帯から採取した岩石を分析した。有機物は地質の変化で作られることもあるが、検出された有機化合物は生物由来の可能性が高いという。また、同じ地点で採取された金属片には、文字のような刻印が規則的に彫られていた。

 地球上に人工的な建造物が存在することは、過去の画像解析から指摘されてきた。イディオットが撮影した高解像度画像には、王冠をかぶり、たいまつを手に持つ人型の構造物や、金で装飾されたビルのようなものが地表から露出している様子が記録されていたことから、文明を持った知的生命が活動していたとみられる。

 大気の95%を二酸化炭素が占める地球は、かつて豊かな水と大気に恵まれていたが、約3億年前、急激な気候変動で生態系が崩壊。研究者の間では「人工的な温室効果ガスの急激な増加が気候変動の引き金になった可能性がある」との見方が強い。

 今回の発見は、高度な技術を持ちながら気候変動の抑制に失敗した知的生命が地球に存在した可能性を示唆する。MASAの坂本義太夫長官は「たとえ高度な技術を持っていたとしても、環境の変化に対処できず滅んだ生命を『知的』と呼べるかどうか疑いが残る。地球と同じ過ちを犯さないよう、今回の発見を他星の石とするべきだ」と指摘する。

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