ひこ星のメタボ進行、外層たるむ 織姫「コメント控える」 これは嘘ニュースです

南半球部分がたるんで膨張したひこ星(アルタイル)さん
ひこ星さんは全天に21しかない1等星の1つ。同大が県内に所有する丸山電波観測所の電波望遠鏡を使って継続的に観測を行った結果、昨年末ごろから表面が赤く変色し、だらしなく膨張しはじめたことがわかった。
天体保健学科の肥田過多郎教授によると、膨張や自転の遅れは赤色巨星全般にみられるが、ひこ星さんの症状は一般的な赤色巨星より早いペースで進行しているという。また、ひこ星さんを取り巻いていた周囲の星が、年1光年ペースでひこ星さんから遠のいていることも観測されており、「加齢に伴うガス放出が影響しているのではないか」と推測する。
これらひこ星特有の中年恒星化を、肥田教授は「ヒコボリック症候群(ヒコボ)」と命名。「『自分はまだ若い頃と同じように輝いている』という慢心がヒコボ改善の妨げになっている」と厳しく指摘する。
周囲の星がひこ星さんと距離をとり始める中、7日に行われる織姫さんとの年に一度の逢瀬は、天文ファンのみならず多くの人々から注目を浴びるイベントだ。今晩の予定について、織姫さんは取材に対し「コメントを差し控えさせていただきます」と回答した。
長年2人の仲介役を務め、ひこ星さんと親交が深いデネブさんの反応は冷ややかだ。
「生まれつき質量が大きかったこともあり、若い頃はひこ星から散々『デブ』と名前をからかわれていた。今の彼に対して思うところは特にない。」
そう語るデネブさんの外層は硬く引き締まっていた。少しでも赤色巨星化を遅らせようとトレーニングに励む毎日だという。
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