酷暑の気温図も清涼感 専門家ら「赤自粛・青置換」提言 これは嘘ニュースです
配色を入れ替えて真っ青にした気温図
色彩学者の田崎くつるさんら12人がまとめた。声明では「社会を取り巻く「赤」が市民の深層心理に働きかける影響は決して小さくない」と指摘。電力需要がひっ迫する中、エネルギーを消費しない「視覚からのクールダウン」を提言する。
視覚の重要性を示す一例として、田崎さんは昨夏の最高気温を色分けした日本地図を作成。高温を表す赤を青に置き換えて公開したところ、「涼しげになった」「安心した」という声が多く寄せられたという。
赤色には交感神経を刺激して体温や血圧を上げるなど興奮を促す作用が、青色には副交感神経の働きを強める鎮静作用がある。また人間が得る情報のうち、視覚から入る情報量は全体の8割を占めるとされる。声明は「視覚由来の発熱を避けるには、赤と接触する機会を8割以上減らす必要がある」と指摘。赤の使用自粛と、青への切り替えを提案した。
具体的には、社会インフラである郵便ポストや消防車、信号機などを青く塗り替えるよう関係各機関に対応を求める。また一般家庭には(1)ケチャップ、カレーなど赤い食品の自粛(2)還暦のお祝いは青いちゃんちゃんこを贈る(3)乳児の熱中症リスクを軽減するために「青ちゃん」と呼びかけるなど、交感神経を不必要に刺激しない4068項目の心がけを提示した。
有志メンバーの一人で政治評論家のマッカーシーさんは「これを機にこの世から赤い存在を撲滅したい」と前のめり気味に意気込む。田崎さんの試算では、赤色を自粛することでエアコンの設定温度0.1度分に相当するエネルギーを節約できるとしている。