ヤミ白熱灯販売の露天商摘発 東京・秋葉原 これは嘘ニュースです
押収された直管型蛍光灯(昼白色)など
調べによると、男は9月ごろから毎週末、秋葉原の路上で露天商として各種電灯を販売。「明るいヤミあります」と看板を掲出していた。店舗では直接商品を取り扱わず、客から注文を受けると別の場所に移動し、現金と引き換えに電灯を手渡していた。
また男の自宅からは、直管型蛍光灯(昼白色)やハウス型白熱灯など計435本を発見、押収した。これら違法電灯の入手経路について、男は「中国のインターネットサイトから、ライトセーバーと偽って輸入した」と供述していることから、同様の流通経路が他にもあるとみて、今後さらに追及する方針。
エネルギー消費の大きい白熱灯、蛍光灯は2016年の省エネ法改正によって、今年から事実上、製造と輸入ができなくなっていた。さらに第8次安倍内閣は、今年の経済政策「新・続三本の矢9.0」の一環として、違法電灯の販売・所持に最高で無期刑の罰則規定を盛り込んだ蛍光・白熱灯取締法を施行。これによって違法電灯の廃棄とLED電球への急速な買い替えが進んだが、粗悪なLEDが出回ったことで、東京五輪開会式では五輪の輪が1つ点灯しないトラブルも起きた。
一方で白熱灯が持つ独特の温かみへの需要も根強く、同法による摘発は施行後48件と途絶える気配を見せない。