Kyoko Shimbun 2018.05.25 News

小豆丸ごと「バリカタ大福」、ひそかな人気 福岡 これは嘘ニュースです

あばら屋のバリカタ大福
 小豆をあんに加工せず、そのまま生地に詰めた「バリカタ大福」がひそかな人気を集めている。福岡県の和菓子店が考案し、今年春から販売を開始したところ、和菓子好きの間でうわさが広まった。他県から買いに訪れる人もいるという。

 博多区の和菓子店「あばら屋」が販売しているバリカタ大福は、あんの材料となる小豆をそのまま生地の中に詰め込んだ大福もち。他に類を見ないこの大福が生まれたきっかけは、大手デパートから大福もちの大量注文を受けた昨年末にさかのぼる。店主の肺原さんは当時、大福もち作りに明け暮れていたが、徹夜続きで意識がもうろうとしていたせいで、あんではなく原料の小豆を詰めて発送してしまったという。

 まもなくデパートで買った客が「大福に生の小豆が入っている」とSNSに写真を載せたことで、店は「炎上」。「うちの大福を買ったことも食べたこともないどころか、それまで店の名前すら知らなかった不特定多数から苦情の電話が鳴りやまなかった」と当時を振り返る。

 しかし肺原さんが、回収した不良品を食べてみたところ、砂糖に邪魔されない小豆本来の風味が生きていることに気が付いた。そこで、生で食べてもおいしい国産小豆を追求し、この4月から「バリカタ大福」として正式に商品化。購入者が「大福に生の小豆が入っている」とSNSに写真を載せたことで、和菓子好きの間でうわさがうわさを呼び、ひそかな人気を集めるようになった。見た目のインパクトも相まって、今では他県からはるばる買い求める客もいるという。

 「うちの大福を買ったことも食べたこともないどころか、それまで店の名前すら知らなかった不特定多数から問い合わせの電話が鳴りやみません」と肺原さん。販売は1日300個限定で、価格は1個350円。

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 民主主義が進展し、「群衆」が歴史をうごかす時代となった19世紀末、フランスの社会心理学者ギュスターヴ・ル・ボンは、心理学の視点に立って群衆の心理を解明しようと試みた。フランス革命やナポレオンの出現などの史実に基づいて「群衆心理」の特徴とその功罪を鋭く分析し、付和雷同など未熟な精神に伴う群集の非合理的な行動に警告を発した。今日の社会心理学の研究発展への道を開いた古典的名著である。

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