「信じるしかない」 けもフレ効果で参拝客殺到 福岡・沙原神社 これは嘘ニュースです
多くの参拝客が訪れる沙原神社(福岡県)
江戸時代中期に創建された沙原神社は、トラ猫をまつる神社として、以前から一部の猫好きの間では知られていたが、1月から放送のアニメ「けものフレンズ」に登場する主人公「サーバル」と名前が似ていることをきっかけに、「聖地」として徐々に参拝客が増えていた。
参拝客が急増したのは、最終回直前の第11話が放送された22日以降。それまでは和やかに記念撮影をしたり、イラストを描いた絵馬を奉納したりしていたが、この日を境に鬼気迫る形相で真剣に祈りに来る参拝客ばかりになったという。
中には白装束の正装で訪れる参拝者もおり「受験シーズンですら、ここまで敬虔(けいけん)に祈る若者の姿を見たことがない」と宮司も驚きを隠せない。週末の25・26日だけで約9千人が押し寄せ、境内は参拝者でかつてないほどどったんばったん大騒ぎとなった。
はるばる北海道から駆けつけたというファンの男性(23)は「やれることはやった。あとはとにかく信じるしかない」と話す。
最終回「ゆうえんち」は29日深夜1時35分からテレビ東京ほかにて放送予定。
【用語解説】:けものフレンズ
メタ要素を含んだ終末世界「ジャパリパーク」を舞台に、「フレンズ」と呼ばれるヒト化した動物の1人・サーバルと記憶喪失のヒト種・かばんが、ガイドロボットのラッキービーストとともに、危険生物セルリアンの襲撃を回避しながら、知恵と行動力で数々の謎に立ち向かう親子向けほのぼのテレビアニメ。