「全裸は仮装ではない」 ハロウィーンで注意喚起 警視庁 これは嘘ニュースです
仮装した若者でにぎわう東京・渋谷駅前
広報チラシ「ハロウィーンを楽しむ3か条」は、ハロウィーンを安全に過ごしてもらうため、警視庁が今月初めに製作した。まだ広く定着したとは言えないハロウィーンで過去に起きた事件やトラブルを例に挙げながら、健全なハロウィーンを呼びかける内容だ。
「3か条」では(1)全裸は仮装ではない、(2)子どもが喜ぶ菓子を用意する、(3)英語表記に注意するの3点を指摘。昨年のハロウィーンでは、映画「ターミネーター」の仮装と称した全裸姿で行列に参加して逮捕された会社員の男(22)がいたことから「裸になれば笑いがとれるという低俗な発想が許しがたい」として服を着て行列に参加するよう呼びかけた。
また「お菓子をくれなきゃいたずらするぞ」の掛け声で老人ホームを訪れた女児が、黒かりんとうとニッキ水を渡されたため「いたずらされた」と110番通報した事例や、あるクラブが掲示した「ハロウィンパーティー(Halloween Party)」の案内が「ヘロインパーティー(Heroin Party)」だったため、警視庁組織犯罪対策部が捜索に入り、ヘロイン2キロ(末端価格約3億円)を押収した事例を挙げている。
「まだ定着していないせいか、ハロウィーンを巡る痛ましい事件は後を絶たない」として、警視庁では今年こそ「事件ゼロ」を目指したい考えだ。
東京・渋谷駅前で署員からチラシを受け取った会社員の男性(22)は「去年のハロウィーンでは、うっかり全裸で参加して捕まったので、今年は気を引き締めます」としっかりした口調で話した。今年は愚か者には見えない服を着て仮装パレードに参加する予定だという。