暖冬影響? 季節外れの桜、受験生でにぎわう これは嘘ニュースです
4カ月もずれて開花した永野公園のソメイヨシノ
満開の桜が見られるのは、塩狩町南部にある永野公園。同公園はソメイヨシノ北限の地としても知られている。毎年4月下旬から5月上旬に開花する塩狩町のソメイヨシノだが、これほど早く開花したのは観測史上初めて。気象庁では「暖冬の影響である可能性が高い」としながらも、平均気温が開花を促すほどの温かさには達していないため、なぜこれほど時期が大きくずれたのかよく分からないという。
永野公園には、一足早い開花のうわさを聞きつけた受験生が合格祈願のため次々と訪れ、連日数百人を超える大盛況だ。祝日と重なった11日には、地元の観光協会が急きょ用意した五角形の「合格証書」を配布する予定だったが、裁断がずれて六角形になってしまったため来週にずれ込んだ。この日だけで1千人近い人出があったという。
勉強そっちのけで沖縄県から駆けつけたという高校3年の男子生徒は「地元でもまだ咲いていないのに、北海道で桜が見られるなんて、パワースポットと言うか、神がかった力を感じます。今週末のセンター試験に向けて、パワーを授かった気がします」と話す。
祈願のため公園を訪れた数千人の受験生はまもなく、解答欄を1つずつずらして塗ってしまうマークミスを犯すことになるが、彼らはまだそのことを知らない。