Kyoko Shimbun 2015.08.19 News

「名前盗用された」 佐野研五郎氏、怒りあらわ これは嘘ニュースです

底が破れた佐野研五郎デザイントートバッグ
 2020年東京五輪・パラリンピックのエンブレムをデザインした佐野研二郎氏(43)と名前が一字違いの男性・佐野研五郎氏(68)が「自分の名前が盗用されている」と怒りをあらわに訴えた。

 研五郎氏は取材に対し、「初めて彼の名前を聞いたときは耳を疑いました。自分の方が先に生まれているんですよ」と興奮気味に話す。

 その疑いが確信に変わったのは渦中の研二郎氏が自分と同じ多摩美術大学出身であることが分かったときだった。「生後どこかの時点で私の名前を目にした彼が、名前から経歴まで私の人生を盗用したに違いない」という。

 研五郎氏は大学で前衛絵画を学んだあと、グラフィックデザイナーとしてデザイン事務所を設立。東京五輪エンブレムのコンペにも応募したが、五輪の輪が6つだったことを理由に既定外として門前払いを受けた。これについても「『五輪が六輪』は言いがかり。真相は研二郎氏とバッティングしたので広告代理店から圧力がかかった」と主張する。

 確かに記者が見る限り、研五郎氏のエンブレム案は輪が6つあること、2200年になっていること、ロゴとして全く文字が読み取れないこと、そして性器が無数に描かれていることを除けば世界中どこにもない健全なデザインであるように思えた。

 研五郎氏は「名前だけでなく人生まで盗用された。彼さえいなければ私の五輪エンブレムが採用されていた」として近く法的措置を取ると明言。これを機に、大胆にも底を破ることで既成概念を打ち破った「佐野研五郎デザイントートバッグ」を売り出したいとしている。

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