Kyoko Shimbun 2015.06.24 News

「17歳にも選挙権を」 国会前で人間の鎖 これは嘘ニュースです

 選挙権年齢を20歳以上から18歳以上に引き下げる改正公職選挙法が成立したことを受け、23日、選挙権が与えられなかった17歳にも権利を求めるデモが行われ、17歳の少年少女6千人(主催者発表)が「人間の鎖」を作って国会議事堂を取り囲んだ。

 インターネットサイト「どうして18歳なんですか?」を通じて運動を呼びかけたのは都内の高校に通う青木赤人さん(17)。「政治について何も知らない、私よりバカな18歳はたくさんいる。同じ高校生なのに18歳だけが優遇されて17歳が1票を投じられない理由が理解できない」と話す。


 午後1時ごろから始まったデモ行進では、青木さんの呼びかけに応じて全国から集まった17歳の男女6千人が国会議事堂を取り囲む「人間の鎖」を作り、「17歳にも選挙権を」「学年差別を許すな」「造反有理」など声を上げた。

 行進中、同じようにデモを行っていた、義務教育終了年限を理由に16歳からの選挙権を求める市民団体からは、青木さんに向けて「17歳だけが権益を得るつもりか」といったやじが飛ぶ光景も見られたが、さらに同じ場所で集会を行っていた、元服の習慣を理由に12歳選挙権を求める小中学生グループから、両者に向けて「高校生の欺瞞に騙されるな」「12歳にも権利を認めるべき」との声が上がり、年齢規定をめぐる団体間で小競り合いが発生した。

 まもなく国会周辺は、口論に負けそうになって相手を引っかく小学生、大声で意味不明なことを叫び出す少年、会場の混乱を面白半分にインターネット配信し始める高校生らで混乱。結局、駆けつけた警官らの説得によってデモは40分程度で解散した。

 一連の騒動を近くで眺めていた会社員の男性(38)は「選挙権を18歳以上にした理由が分かった気がします」と話した。

新しいアプリで記事を読む

App Storeからダウンロード Google Playからダウンロード

虚構新聞友の会

本紙友の会へ入会すると、会員専用掲示板に書き込みができます。

おすすめリンク

<BOOK>元服年齢への回帰 歯と「六・三制」義務教育

 児童・生徒は日本の宝。豊かな人間性を涵養し、失われつつある日本の文化を見直してほしいと切望する。特に元服(15歳前後)という英知を再評価・復活させ、現行の法的成人年齢20歳維持すれば、多くの関連法案も、そのまま改定しなくて済むはず。真剣にこの件を見直せば、確実にこの国は今より良くなると説く。余りにも蔑ろにされてきた成人年齢の問題は再考の時期に来たと緊急提言。

社主ピックアップ

社会

人気記事ランキング

今月の一冊

「今月の一冊」バックナンバー

虚構新聞社のRSS/SNS

虚構新聞のウェブサービス

虚構新聞社の本

注目コンテンツ