Kyoko Shimbun 2015.02.24 News

「ユーチューバー」でもうけ話 児童に声かけ相次ぐ これは嘘ニュースです

ユーチューバー
 今月中旬以降、東京都江東区内で下校中の児童に「稼げる仕事がある」などともうけ話を持ち掛ける声かけ事案が相次いでいる。いずれも「ユーチューバー」として動画サイトへの出演を勧誘するもので、警視庁では警察官の巡回を増やすなどして区内の警戒にあたっている。

 警視庁によると、最初の声かけ事案が発生したのは13日午後。下校中だった小学3年生の女子児童に「もうけ話がある」と声をかける不審な男の姿が目撃された。また同日、区内の別の小学校に通う児童にも「好きなことで生きていかないか」という声かけ事案が発生。その後同様の事案がほぼ毎日続いている。

 男が話す内容はいずれも「ユーチューバーになれば楽してもうかる」というもの。近年、動画投稿サイト「ユーチューブ」で配信した動画から得る広告収入で生計を立てる「ユーチューバー」が新たな広告ビジネスとして脚光を浴びており、特に小中学生の間では「カメラの前でゲームをして遊んでいるだけでお金が入ってくる夢のような職業」として人気を集めつつある。文部科学省が昨年度行った「将来なりたい職業」調査で力士を上回ったことも記憶に新しい。

 目撃者の証言によると男は20代後半、黒いフレームのメガネ、またはサングラスを着用。終始目を大きく見開き、驚いたような顔つきをしているほか、時おり口から楽器のような異音を発しており、外見上は「誰がどう見ても不審者」だという。

 警視庁生活安全部の村井光部長は「出演を口実に多額の登録料を迫られるなどトラブルに巻き込まれる可能性が高いだけでなく、そもそも好きなことだけやって食っていける商売などこの世に存在しないし、そんな楽な仕事があるなら私だってこんな仕事とっくに辞めている」として、安易に勧誘に応じないよう注意を呼びかけている。

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