政府、6月にも祝日設置案 「祝日ない記念日」が有力 これは嘘ニュースです
2012年6月のカレンダー
この日の午後の会見で藤村官房長官は「祝日のない6月にも国民に休んでいただきたい。休日が増えることに反対する人は少ないのではないか」と話し、来年の通常国会で祝日法改正案を提出する意向であることを明らかにした。
1年の中でも6月は8月と並んで祝日がない。ただし8月は各学校が夏休み期間中であること、またお盆休みを取る企業も多いことから、実質6月だけが日曜日以外休むことのできない月になっている。
1999年には超党派の議員が「6月に祝日を作る議員連盟」を結成し、祝日の制定を求めてきたが、6月には「虫歯予防デー(4日)」や「無重力の日(16日)」など、記念日として国民全体で祝うことができるほどの行事がなく、計画は頓挫(とんざ)していた。また、議連では21日前後の「夏至の日」を祝日にあてる案も出ていたが、同時に12月に「冬至の日」を設ける必要があるため経済界からの反発が強く、祝日設置は難航を極めていた。
今回政府が提出する祝日法改正案では、この何もない6月を逆手に取り、月の真ん中の14日を「無祝日記念日」と制定。「等しく国民が何もない6月の何もなさを祝う日」として祝日に制定する方針だ。
来年2012年は、2月(建国記念日)、5月(こどもの日)、9月(秋分の日)、11月(文化の日)の祝日が全て振り替え休日のない土曜日と重なるうえ、閏年でもある休日史上28年に一度の最悪の年になることから、木曜日にあたる6月14日の無祝日記念日制定は国民にとって貴重な1日になりそうだ。