時間が10万年ストップしていた可能性 ニュートリノ観測で これは嘘ニュースです
ウルトラカミオカンデが捉えたチェレンコフ放射の痕跡
同研究所の小林・ペギオ・太郎所長が明らかにした。発表によると、2011年7月31日午後11時55分19秒から翌8月1日午前12時02分01秒にかけての約7分間、ウルトラカミオカンデが検出した素粒子「ニュートリノ」のベータ崩壊によるチェレンコフ放射の値が通常の8億倍にまで上昇した。
ニュートリノの寿命は10の32乗年と非常に長く壊れにくい。また、一般的に時間が停止すると全ての物質が静止すると考えられているが、質量が極めて軽いニュートリノに関しては時間停止の影響をほとんど受けず、時間停止後も運動を続けている可能性が高いとされている。
研究所では「これだけの数のニュートリノがまとめて崩壊する時間を逆算すると、時間停止のため我々が動けなかった『空白の7分間』で一度に10万年あまりの時間が経過していたことになる」と結論付けている。
「時間停止後もニュートリノが運動し続ける」という仮説は1998年、京都大学物理学部の脇幸夫元教授と草井尚道教授が提唱したことから、「脇・草井仮説」として、現在ほとんどの物理学者がその有効性を認めている。今回の観測結果はこの脇・草井仮説を実証するものとして今後注目を集めそうだ。
小林所長は会見で「非常に特異な現象。この『空白の7分間』に起きた10万年に及ぶ時間停止は自然現象なのか、それとも何者かによって作為的に起こされた現象なのか全く分からない。ひょっとしたらほむほむの仕業かもしれない。科学者の立場として、とにかく現段階では不思議なことが起こったと言うほかない」と話す。
2000年に脇元教授と共同論文を発表したこともある、京都大学物理学部の坂本義太夫教授(素粒子論)は元教授との思い出を次のように語る。
「脇先生は非常に気さくな方で、『時間が止められたら、どんな美女でも好きなだけ触りたい放題だよね』と常日頃からおっしゃっていた。この情熱が40年間にわたって先生を支えてきたと言っても過言ではない。ある時、私が『時間が止まっている間の女性の肉体には弾性がはたらかないから、触っても粘土のようであまり気持ちよくないですよ』と、『アウターゾーン』に書いてあったエピソードを話すと、翌日から研究室に出てこられなくなった。その後の先生はまるで抜け殻のようになってしまい、退官する直前の論文は『あさがお観察日記』だった」
脇元教授と共同で仮説を提唱した草井教授は今月1日以降、連絡が取れず行方が分かっていない。